Python入門① print関数(文字列・演算)の使い方 このエントリーをはてなブックマークに追加

Pythonで文字列を表示する方法

print関数をつかってみる

まずはPythonを動かしてみましょう.一番初めにprint関数です.まずはコードです.
print('Hello World!')
これを実行すれば,
Hello World!

と出力されるはずです.細かいことを少し書いておきます.気になることがあれば見てください.そこまで重要ではないです.

シングルクォーテーション,ダブルクォーテーションの違い

さっき載せたコードは
print("Hello World!")
と書いても同様の結果が得られます.他の言語では違いがあることもありますが,pythonでは特に気にすることはないです.

計算結果を表示する

ただ文字列を表示するだけではつまらないので,計算結果を表示するようにしてみましょう.
print(1 + 2)
という関数を用意すればよいです.これを実行すれば
3
という結果が出ます.

計算を表示するときの注意点

計算を表示するときにはシングルクォーテーション,ダブルクォーテーションは使わなくて大丈夫です.

クォーテーションマークは文字列に対してのみ使います.

もし,クォーテーションを用いてしまうと...
print('1+2')
の出力結果は
1+2
となります.

計算の演算子の書き方

いま,何も言及せずに"+"でたし算を計算しました.ひき算は"-"でいいのですが,掛け算は"*",割り算は"/"でかきます.つまり,以下のコード
print(3 * 2)
を実行すれば,
6
が出力されます.

あまりを出力する特殊な演算子

大体の言語には,あまりを出力する演算子"%"があります.
print(112 % 100)
を実行すれば,
12
が出力されます.結構便利ですよね.

変数をつかってみる

変数をつかってみましょう.たとえば以下のような感じ
a = 10
b = 2
sum = a + b

print(sum)


変数の宣言(定義)は書かなくていいの?

Pythonではこのような簡単なものでは変数の宣言を行わなくて良いです.

変数を表示する方法

ここでは変数をprintするときにはクォーテーションマークは用いていません.クォーテーションマークは文字列を表示するときにもちいます

エスケープシーケンスを用いて特殊な文字・改行を表示する

エスケープシーケンスとは,'\'またはバックスラッシュを用いて表す特殊な文字列のことです.たとえば,
I'm a teacher.
という文字列を表記することを考えましょう.このときには,
print("I\'m a teacher.")
と書きます.このように'の前に\をつけることで'をクォーテーションではなく,文字列の'として表示することができます.

シングルクォーテーション・ダブルクォーテーションのつかいわけ

先ほど特に差はないと言及しましたが,ここではあえてダブルクォーテーションを使いました.

なぜかというと,途中に'を書くので,近くに同じ文字が書いてあるとそれが,引用なのか?文字なのか?わかりにくいですね.

というわけであえてダブルのほうを使いました.

改行のあらわしかたとは?

print("Python\nPython")
このプログラムを実行すると,
Python
Python
というように一つのprint関数の中で2行の文字列を表現できました.

数式と文字列を同時に表示したい

n = 3
print('1+2='+str(n))
このプログラムを実行すると,
1+2=3
と表示されます.

str(string)とは?

strとはstring(文字列)のことです.1行目で$n=3$と宣言しているので,この時点で$n$は整数型に設定されています.これは文字列ではないわけです.

ゆえにこれを文字列に変換する必要があるわけですが...

str(n)とすることによってそれを整数型に直すことができます.(pythonの便利な機能です.)

よくあるエラーの原因

初心者が陥りがちなエラーの一例を示しておきます.
  • 全角文字を使用してしまった
  • 全角文字というのは基本的に関数の引数(print関数の次の括弧の中身など)以外では使用不可です.

  • 意味のないインデント
  • インデントとはプログラムの構造をわかりやすくするためにわざと関数の位置を右にずらして書くことです.pythonの場合にはこのようのインデントは,後々紹介するif文など以外は意味のないインデントとしてエラーを出してきます.
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